【失われた時を求めて・・・】

 

 

本日、K○Fを開催する。

参加者は早急に「悪魔の棲む地」に来られたし。

なお、今大会は特別ルールとして3人1組のチーム戦形式にてとりおこなう。

以上・・・[R]

 

   「・・・なんだこりゃ。」

   「ん〜なになに・・・3人1組ねぇ。」

   「裏にも何か書いてあるぞ。」

 

  俺達の秋と冬を取り戻せ!!

 

   「サッパリわからん・・・」

   「でもなんか面白そうネ。よし、今日は店閉めてコレに行くアル!」

 


 

   「んー、そろそろかな。」

   「何がだい?」

   「うーーーめーーーさーーーーーーん!!」

   「おー、来た来た。」

   「なぁ梅さん、ちょっと聞いてくれよ!ってなんでお前がいるんだ?」

   「なんでってほら、1人で酒飲むのも寂しいからここに来たんだよ。」

   「ふーん。あ、でさぁ!こんなの来たんだけどさ!」

   「あぁ、招待状だろ?3人1組で来いってヤツ。」

   「お、梅さんのとこにも来たのか?」

   「いや。」

   「じゃあなんで知ってんのさ。」

   「まぁ、色々あってな。」

   「そうなの?まぁいいや。」

   「どれ、何て書いてあんの?・・・ふーん、秋と冬ねぇ。」

   「でさでさぁ!梅さん、俺と組んでくれよ!」

   「いいぜ、もともとそのつもりだったし。さて、あと1人足りないわけだが・・・」

   「・・・え、俺?」

   「はい決定ー。」

   「いや、別にいいけど・・・あー、でも3人1組っつったらザトーさん達大丈夫かなぁ・・・」

 


 

   「ヴェノムヴェノム〜、コレ出ようコレ。」

   「あぁ、さっき届いた手紙ですか。別に構いませんがあと1人はどうするんですか?」

   「ハイハーイ、3人目ー。」

   「いや、たぶん・・・というか絶対カウントされませんよ。」

   「闇慈は?」

   「用事があるといって出かけました。」

   「そうかそうか・・・じゃああいつに声かけてみようかな。」

 


 

   「3人1組か・・・誰と組もうか。」

  

   「お、ちょうどいい所に。おいピー野郎、アタシと組んでこれ出ないか?」

   「あー、悪いな。もうこいつらと組むことになってんだ。」

   「どうも。」  「ヤッホー。」

   「つーわけでお前とは組めん。他をあたってくれ。」

   「そうかい、邪魔したね。」

   「おぅ、じゃあな。」

 

   ・・・・・・・・・・・・

 

   「さて、他に組むアテは・・・」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「・・・・・・・・・・・・無い_| ̄|○

   「今年は友達をもっと増やそう・・・

 


 

   「はーい、受付はこちらですよー。」

   「おぅ、ごくろうさん。俺らで最後か?」

   「時間的にそのようですね。あっちに参加者全員集まってますよ。」

   「ホントだ、おーい。」

   「お!お前らも来たのか。」

   「暇だしな、そっちは紗夢とバイト2人って構成か。」

   「そんなとこアルネ〜。・・・ムム、カイ様発見!ちょっと行ってくるアル!」

   「おー、いってらっしゃい。」

   「つーか店のほうはいいのか?」

   「まぁ、店主が大丈夫と判断したから閉めたのだろう。」

   「そーいやよ、店はどんな状況だ?景気はいいのか?」

   「繁盛しているかはよく分からんが・・・客層が実にひど・・・いや、広くてな。」

   「ふーん。」 

   「いやいやいやいや、今酷いって言ったよねちょっと。」

   「空耳だ。」

   「そう・・・なのか?」

 


 

   「カイ様ー!」

   「こんにちは、お店のほうはどうですか?」

   「?お前こないだ行ったんじゃなかったのか?」

   「何を言ってるんだ?最近紗夢さんの店に行った覚えは無いぞ。」

   「あれー?でも確かテスタメントが行ってたよ。『ペ』って言って捕まったとか。」

   「ペ?ヨン様でしょう?」

   「は?」

   「ダメですよ、ヨン様をペと呼ぶなんて。そもそもヨン様は・・・ウダウダウダウダ

   「こ、これは・・・」

   「手遅れだったか・・・」

   「ヨン様は最高アルよねー。」

   「ですよねー!」

   「あーじゃあさ、俺ら向こう行ってっから。また後でな。」

 


 

   「あ、あれは!ザトーさーん!」

   「おー、闇慈じゃん。」

   「来てたんですね。でも3人目はどうしたんすか?」

   「あぁ、あそこ。」

   「全く、何故私がわざわざこのような事を・・・」

   「あんまし乗り気じゃなさそうですね。」

   「大丈夫、そっちの仕込みはヴェノムがやってるから。」

   「・・・さ、こっちだぞ。」

   「あ、いた。テスタメントさーん、頑張ってくださいねー。」

   「フッ、無論だ。」

   「な?」

   「なるほど・・・」

 


 

   「それでは皆さん、こっちに注目ー。ここで主催者からの挨拶です。」

   「あれ?今回はファウストじゃないんだ。」

   「Rって書いてあったしな。・・・・・・ル○ールとか?」

   「誰だよ・・・」

   「では出てきてもらいましょう。Rこと梅喧さんでーす!」

   「うぉっしゃーーー!」

   「全然R入ってない!!?」

   「今回は偽名の方をイニシャルにしたからな。」

   「なんだ、偽名なんてあんのか。」

   「あぁ、流河旱樹っつってな。」

   「初めて聞く名前ですね・・・」

   「なんだ、知らねぇのか?ほら、ワタリって助手がいてー・・・」

   「・・・世界的な天才探偵で?」

   「そうそう、んで月に殺された。」

   「それRじゃなくてLじゃねぇか!!」

   「RYU・U・GAだろうが。LYU・U・GAとは書かねぇぞ?」

   「いや、まぁそうだけど・・・つかマジでK○Fやんの?」

   「いや、アレは勢いで書いただけだ。」

   「さよか・・・」

   「さて、それは置いといてだな。今回の目的はズバリ!空白の秋と冬を取り戻すことだ!

   「なんだ、その空白って?」

   「さぁ・・・?だが何か触れてはいけない事のような・・・」

   「つーわけでまず秋!おい、カイ!!」

   「は、はい!何でしょう?」

   「秋といえば何だ!」

   「え?え・・・と、スポーツの秋・・・とかですかね?」

   「違う!秋といえばサンマだ!で、チップ!!」

   「おう!」

   「サンマといえば何だ!」

   「クリスマスにプレゼント配るオッサンだ!!」

   「違う!釣りだ!!」

   「あ、チップのボケはスルーなんだ・・・」

   「そもそもサンマは網じゃなかったっけ?」

   「よって、第1ラウンド、釣り!!行くぞオラー!!

 


 

   「というわけで海(?)に来たけど・・・えーと、つまり沢山釣ればいいのかな?」

   「だろうな」 プチッ、プチッ、プチッ、プチッ

   「え、てかダンナなんでそんなにエサ付けてんのさ!?やり過ぎだよ!」

   「うるせぇ!たとえ世界が大恐慌だろうが俺はバブルなんだよ!!」

   「わけわかんないから!ほら、カイちゃんからも何か・・・って、あーもう、ちゃんとエサ付けてよ!針だけで魚は釣れないから!」

   「すみません、初めてなものでして・・・」

   「・・・なんかもう駄目そうだな、あそこ。」

   「だな。」

   「梅さん、調子はどう?」

   「いい感じだ。おーっし、サンマ4匹目ー。」

   「え、サンマ!?なんで!?」

   「あ?釣れるんだからなんでもなにもねぇだろ。」

   「だってこんな沿岸のほうにサンマがいるわけ」

   「その辺はアレだ、ミリアが協力してくれた。」

   「へ?ミリア・・・あぁ、あいつ今かね持ってるから何でもアリなのか・・・」

   「まーそーいうこった。よーしキタキタぁ、5匹目!ヒャッホー!!

   「ヒャッホー!!」

   「ヒャッホー・・・」

   「よー、そっちはどうだい?」

   「ん?ぼちぼちってとこだな。そっちは?」

   「こっちはすごいぞー、ほら。」

   「11匹目、フィッシュ!!」

   「おぉ、流石だ!」

   「・・・いや、何あれ?」

   「なんか釣りなら任せてくれって言われてな。」

   「あれがプロってヤツか・・・」

   「12匹目、フィッシュ!!フッ、こと食料調達で私と勝負しようなどと身の程知らずもいいところだ。」

   「すごいぞ、闇慈なんかよりも君に頼んで正解だったようだ!」

   「・・・・・・」

   「ところで・・・後ろの甲斐性なし、今何フィッシュ目だ?」

   「あーうるせぇな!0だよ、ゼ・ロ!

   「フン、自分の家も維持出来んような奴にディズィーを預けるべきではなかったな。1人では食料も調達出来んとは。」

   「釣りが食料調達の全てじゃねぇだろうが!大体、船は取られたんだよ!回避しようが無かったんだよ!!」

   「同じ事だ。そうだな・・・この勝負で貴様の性根を叩きなおしてやるとしよう。」

   「すいません、話の流れがつかめません!!」

   「ディズィーの前で恥をかくがいい!そぅら、13匹目フィィィィッシュ!!

   「あーもう訳わかんねぇ!!」

   「なんかよくわかんない盛り上がり方してんな。」

   「まぁそんなわけで今回は俺達がもらうよ。」

   「うーん・・・髭、そっちはどうアルカ?」

   「まだ3匹だ。」

   「ジョニーはアテにならないし、このままでは勝ち目が無いアルネ・・・こうなったら!」

   「こうなったら?」

   「東西南北中国不敗と謳われた私が本気になれば!!」

   「なれば?」

   「あーいや、特に何が起こるわけでもないアルが・・・」

   「つっこんでくれるの待ってたな、ありゃあ。」

   「でも相手がスレイヤーじゃなぁ・・・」

 


 

   〜1時間後〜

 

   「ふぅ、やっと落ち着いた・・・」

   「頑張ったなー、あの2人にもの教えるのは大変だったろ。」

   「まぁね・・・おかげで1時間潰れたし。」

   「沢山エサを付けるよりも1つのエサで1匹ずつ釣っていく方が効率いいのか・・・1人1殺。なるほど、リーズナブルだな。」

   「錘はこうして・・・エサは・・・こうか。なるほど。」

   「ダンナ達の今後の働きに期待するよ。」

   「頑張れよー。」

   「お、また釣れた。やるな梅さん!」

   「おぅ。・・・・・・チッ、鯛じゃねぇか、いらね。」

 

  ぽいす

 

   「サンマ以外はアウトオブ眼中ですかこの人は・・・」

   「・・・・・・暇だな、俺達。」

   「ですね。テスタメント、何か私達で手伝えることは無いか?」

   「フィッシュ!ん?あぁ、なら釣った魚を種類ごとに別けておいてくれ。」

   「わかった。」

   「う〜、この状況はまずいアル〜・・・」

   「他のチームとかなり差が出てきたな。」

   「何か打開策は・・・ム、そうだ!ジョニー、カモン!!」

   「はいはいなんでしょうか。・・・・・ん?そのロープは何?」

   「命綱。」

   「ふーん、命綱ねぇ。で、何故にそれを俺の腰に巻くんでしょうか?」

   「お前が素潜りしてして魚取ってくるからに決まってるアル。」

   「えぇぇぇぇ!?いや、流石にそれは」

   「もししっかり魚取ってきたら給料UPを約束するヨ。」

   「合点承知!!」

 

  ザバァ!!

 


 

   「(さてさて、なるべくならでかくて食える魚を獲りたいところだが・・・・・・!?)」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「・・・・・・・・・・・・」

 

   クイクイ(綱を引っ張る

 


 

   「ん?なんか引っ張ってるアル。」

   「上げてくれという事じゃないのか?引っ張ってみよう。」

 

  ・・・・・・・・・・・・

 

   「なんだ、一匹も取れてないアルか。」

   「いや、そんなことよりやべぇんだよ!なんかこんなのいたんだよ!!」

 

 

   「やばくね!?こんなでかいタコはじめてだ!!俺と同じくらいあったぜ!?」

   「・・・よし、獲ってくるアル。」

   「え゛・・・マジ?」

   「心配はいらん、ただのオルトロスだ。」

   「いやいやいやいや、心配だらけだから!!」

   「あー?そんなんじゃ給料UPは程遠いアルなぁ。」

   「いってきまーす!!」

 

   バシャン!!

 


 

   「(えーと、たしかこの辺に・・・・・・いた!)」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「(クッ、このプレッシャー!!)」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「(だが給料UPのため、俺は負けん!幻影博文派燕月剣、ジョニー・・・参る!!)」

   「!?」

 


 

   「さて、彼は奴に勝てるのかねぇ。」

   「あ、ジョニーが獲ってこれなかったらお前行ってくるアルヨ。」

   「いや、吸血鬼というものは総じて水に弱いもので・・・ム、水面に泡が。」

   「ジョニーの奴、くたばったアルか?」

 

  バッシャーン!!

 

   「うぉーーー!獲ったどーーーーーー!!」

 


 

   「さて、これで釣りは終わりな訳だが・・・」

 

 

   「お前らが獲ったこれ、食えんの?

   「一応タコだし、調理すれば・・・」

   「ふーん、まぁそれの調理はお前に任せるけど・・・おーいチップー、焼けたかー?」

   「もう少しー!」

   「そーか。言い忘れたが、釣った魚は自分らで食えよー。」

   「え、これって釣った魚の数競うんじゃないの!?」

   「んな事言ったっけか?俺はとりあえずサンマが食いたかっただけだ。」

   「そうだったのか・・・」

   「まぁそんなわけだから、勝手に調理して食うように。」

 


 

   〜梅喧班〜

   「どうだ?」

   「もう焼けたぜ。」

   「おう、じゃあ食うか。」

   「これってどう食べるのが美味いんだ?」

   「とりあえずは醤油だな。」

   「醤油だけ?」

   「いや、プラス大根おろし。これが最強だ。

   「あぁ、たしかに。つーか醤油とかここに無いけどどうすんの?」

   「大丈夫だ、持ってきてる。大根おろしもタッパーに・・・ほらこの通り。」

   「すごいな梅さん!」

   「じゃあいただきますか。」

 

  もぐもぐもぐもぐ・・・

 

   「おぉ、うめぇ!!」

   「やっぱサンマは美味いなぁ、秋って感じがするし。」

   「流石サンマだ!キャッチマイハート!!

 

 

   〜ソル班〜

   「・・・あっちは平和そうでいいなぁ。」

   「魚の調理なんてとりあえず焼きゃいいんだろ?」

   「!?ダンナストップ!それアブラソコムツ!食べられない魚だよ!」

   「なんでよ?魚なんて皆一緒だろ。」

   「それ食べたら下痢になるからダメ!」

   「つーか俺、これしか釣ってねぇぞ?」

   「え゛・・・」

   「なに、じゃあ俺が釣った奴は全部返却か?」

   「そう・・・だね、食べられないし。じゃあとりあえず俺とカイちゃんのを・・・ってうわぁぁぁ!一匹もいない!?

   「あぁ、釣った魚なら全て放しましたよ。」

   「なんでさ!?」

   「釣りはキャッチ&リリースが基本だとどこかで聞いたことが・・・」

   「それバス釣り!!」

   「あ、そうだったんですか。すいません・・・」

   「てことは収穫0!?俺の昼飯がぁー・・・」

 

 

   〜ザトー班〜

   「イイカー、ヨーク見テルンダゾー。」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「右手ニ魚、左手ニパン。コレヲ・・・合成・・・!

 

  ピカー

 

   「ハイ、フィレオフィッシュノ出来上ガリ。」

   「すごい・・・!流石です、ザトー様!」

   「いや、やったのエディだけどね。」

   「よく分からんが、確かにすごいな。」

   「調理の必要が無い点がすごいよな。」

   「それではいただきましょう。」

 

 

   〜紗夢班〜

   「で、問題はこれをどうするかという事アルが・・・」

 

 

   「ふむ、一般的にタコは茹でると聞くが・・・」

   「ゆでダコ!?ゆでダコ!!?」

   「喋った!?」

   「そりゃあ喋るだろう。」

   「はぁ・・・つーかなんでこれしか残ってないアルか・・・」

   「そりゃあジョニーが魚が入ってるバケツを誤って蹴ってしまったからだろう。」

   「面目ない・・・」

   「唯一残ったのが絶妙すぎるアル・・・まだ普通の魚が数匹残ってた方が」

   「タコでごめんね。」

   「あ、いや、別にお前のせいじゃなくて・・・」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「放してくる・・・か?」

   「・・・よろしくアル。」

 


 

   「おっしゃー!存分に秋を堪能したかテメェらーーー!!」

 

  一同 「別に!!」

 

   「よーし、じゃあ次は冬だ!おいテスタ、冬といったら何だ!!」

   「冬か・・・雪か?」

   「流石だ!そう・・・雪!チップ、雪といったらなんだ!!」

   「草○京の彼女だ!」

   「違う!ウィンタースポーツだ!つーわけで雪山行くぞオラー!

 


 

   「・・・え、なにこれ、このスキー場貸切?」

   「誰もいねぇな・・・」

   「集合ー。いいか、ここにスキー、ボード、ウェア、その他諸々一式がある。」

   「おぉ!すごいアル!」

   「一式用意してくれるとは助かるな。」

   「てかさ・・・これだけの用意、全部梅さんがやったの?」

   「そういや最近ずっと朝から晩まで『逆転裁判』やってたよな。いつやったんだ?」

   「ん?あぁ、ジェバンニが一晩でやってくれた。

   「ジェバ・・・誰?」

   「尾行から筆跡の模写まで幅広く仕事が出来る頼れる奴だ。」

   「へぇ・・・」

   「さて、まずは全員ウェアを選べ。板とかはその後だ。」

 


 

   「全員着替えたな?じゃあ好きなの選んでチャっチャと滑って来い。」

   「じゃあ俺はボードにしよー。」

   「ここまで来てしまったら楽しんでおく方が得か・・・スキーを借りよう。」

   「ちょっとちょっと、最初に言ってた3人1組でどうとかってのはどうなってるアルか?」

   「あぁ・・・そういやそんな事いったなぁ。ぶっちゃけもうどうでもよくなってきたな。最初にノリで書いただけだし。」

   「なんだ・・・賞品とかは無いって事アルか・・・」

   「まぁまぁ、せっかくだから楽しんでいこうじゃないか。私はスキーを。」

   「じゃあ俺もスキーで。」

   「そうアルね、せっかくだし・・・ボードを貰うアル。」

   「ザトー様、どれにしますか?」

   「俺は自分のにするよ、持ってるし。」

   「持ってきているんですか?」

   「あぁ、たしか影のこの辺に・・・」

   「(四次元ポケットみたいだなぁ・・・)」

   「あ、あったあった。」

   「すげー!なんか日本っぽい字が書いてある!かっけー!」

   「日本っぽいって・・・・・・!?いや、それ塔婆!塔婆だからそれ!!マナー違反にも程があるだろ!!

   「まずいの?」

   「まずいどころじゃないスよ!!」

   「まぁ滑れりゃノープロブレムだろ。いってきまーす。」

   「あ、ザトー様、おいてかないでください!」

   「あ、ちょっと!・・・・・・うわ、ホントにあれで滑ってるよ・・・」

   「さて、俺もそろそろ行くかな。」

   「梅さんはどれにするんだ?ボードとか?」

   「いや、これ。」

   「ソリ!?」

   「あ゛?なんか文句あんのかよ。」

   「いや、せめてスキーとか常識的な物にしとこうよ!」

   「えー、だって俺これしか出来ねぇし・・・」

   「爆弾発言!?」

   「あ、それいいな。俺もそれにしよー。」

   「そうかそうか、こいつの良さがわかるか。なかなかいい目してるな。」

   「てか絶対他の人に迷惑だよ!直進しか出来ないじゃん!!」

   「いや、普通に曲がれるだろ。ウィンタースポーツなんて体重移動が全てだ。

   「いや、合ってるけど違う!ソリは違う!!」

   「あーうるせぇうるせぇ。さ、行くぞー。」

   「よっしゃー!」

   「ちょ、おい!」

 

  シュバー

 

   「なんで難なく曲がれるかなぁ・・・」

   「ダンナー、まだー?」

   「・・・よし、終わった。久しぶりだからかなり忘れてるな・・・」

   「てかスキーなんだ。イメージ的にボード化と思ってたんだけど。」

   「あんなもんやるわけねぇだろ。」

   「・・・え、なんで力強く否定するの?」

   「ボーダーなんてチャラチャラした奴らばっかだろ。そんなのと同族に見られたくねぇ。」

   「どっかの頑固親父みたいな酷い偏見!?」

   「あのー・・・・・・」

   「ん、どしたの?」

   「実はウィンタースポーツというのは初めてで・・・できれば色々とご教授願いたいのですが・・・」

   「OK、わかった。じゃあやっぱり初心者はスキーかな?」

   「いや、ここは俺に任せろ。」

   「面目ない・・・」

   「気にすんな。お前にぴったりなのは・・・コレだ。

   「え゛、それは・・・」

   「スケルトンといってな。」

   「奇怪な名前だな・・・で、どうすればいいんだ?」

   「まず、これの上にうつ伏せに寝る。」

   「・・・こうか?」

   「よし、後は滑るだけだ。」

   「これだけでいいのか?」

   「あぁ、これやってる奴らは全員こうだ。」

   「いや、だってそれはヘルメットとかコースが」

   「うるさい。」

   「あ、はい・・・

   「さ、押してやるからさっさと行ってこい。1、2の・・・」

   「いや、だがしかしこのままでは明らかに」

   「3!」

   「安全性がぁぁぁぁああああああああ!!

   「うわ、大丈夫かなあれ・・・」

   「さ、俺らも続くぞ。」

   「あ、うん・・・」

   「・・・・・・俺も無難にスキーで滑っとこうかな・・・」

 


 

   「おーし、冬を肌で感じたか野郎共ー!」

 

  一同 「メイビー!」

 

   「・・・あれ、もう終わったの!?はやくない!?」

   「何言ってんだよ、昼からナイターまでみっちり滑ったじゃねぇか。」

   「そうだったっけ・・・?」

   「痴呆か?大変だな底辺は。」

   「もう底辺じゃねぇんだよ!スラッシュ見ろよスラッシュ!」

   「さて、この後はどうすっかなぁ・・・」

   「はじめに言ってた秋と冬ってのは終わったからこれで終わりじゃないの?」

   「いや、せっかくだから1〜3月の間にやることでもやろうかと面ってな。」

   「なるほど。」

   「で、お前らなんか無いか?」

   「その時期だとやはり初詣が一番大きい行事だな。」

   「あとは新年会とかか?」

   「ダメ、同じ事を去年やったからマンネリだ。」

   「行事か・・・ひな祭りとかは?」

   「却下。というかそれで何やんだよ?もっとこう、マイナーどころでもいいからなんかねぇか?」

   「あばしりオホーツク流氷まつり。」

   「沖縄花カーニバル。」

   「知床ファンタジア’2006!!」

   「マイナーすぎだ!てかどうやってやんだよ!?」

   「あー梅さん、ちょっといいかい?」

   「なんだ?」

   「ゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・

   「んー?あぁ・・・なるほど・・・んふふ、ははははは。」

   「どしたんだ、梅さん?」

   「チップ、カモン。ゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・

   「ふんふん・・・おっけ分かった。ちょっと行ってくる。」

   「何やるか決まったアルか?」

   「あぁ、まぁ・・・な。」

   じーーー

   「ム、な、なんだ?」

   「たっだいまーーー!」

   「おぅ、ちゃんと買えたか?」

   「あぁ!あるだけ豆買ってきたぜ!」

   「・・・その段ボール、全部豆か?」

   「おう!」

   「そんなに豆集めて何すんのさ?」

   「それは・・・(ちらっ」

   「・・・・・・?」

   「日本には年の数だけ豆を食うというイベントがあってな。」

   「!?」

   「えーと、スレイヤーって齢いくつだっけ?」

   「とりあえず4桁でイナフだ。」

   「ま、待て!まだそれをやると決まったわけでは」

   「賛成の奴、挙手。」

   バッ

   「なんだと!?」

   「いや、だって面白そうだし・・・」

   「うんうん。」

   「なにより標的が自分以外だからな。」

   「なんだ、テスタとカイ、お前らは反対か?」

   「反対というよりも哀れと思う気持ちがな・・・」

   「私も・・・」

   「ふーん。まぁいい、どうせ多数決だ。」

   「まずい、なんとか逃げねば・・・」

 

  ガシッ!

 

   「!?」

   「逃がさないぜ?」

   「なんか生き生きしてますね、彼。」

   「今回は自分がやられ役じゃないからアルね、たぶん。」

   「あ!ソルのダンナがいない!?」

   「チッ、逃げやたったな!たしかあいつ齢3桁だ!誰か追え!!」

   「よっしゃ!」

   「ヴェノム!」

   「了解!」

   「さて・・・と。自分で食うか?それとも俺が食わせてやろうか・・・?(ニヤリ」

   「(まずい!この展開は非常にまずいぞ・・・!)」

 


 

   「・・・はぁ、結局何もせずに一日が終わったような気がする・・・」

 

  ダダダダダダダダダダ・・・

 

   「ん?あれは・・・」

   ダダダダダダダダダダ

   「おいピー野郎、そんなに急いでどうし」

   「うるっせぇお前なんかにかまってる暇は無ぇんだよヴァイパー!!」

   「へぶぁ!?」

   「お!?ソル発見!」

   「うぉ!?やべぇ!!」

   「よし、豆を投げろ!!」

   「おっしゃー!喰らえーーー!!」

   「なんか流れが最初と違くねぇか!?」

 

  ダダダダダダダダダダダ・・・

 

   「うぐ・・・これも日頃の行いの悪さから・・・か・・・?」

 

  ガクッ

 

 

終わり

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