【夏といえば・・・】
「それではまた来週ー。」
プチ
「ふぅ、やっぱり【聖騎士団だよ!全員集合!!】は面白いな。」
トゥルルルル
「ん?電話か・・・はいもしもし?」
「どうも、こんばんは。」
「先生!こんばんは!どうしたんですか?」
「実は明日肝試しを計画してまして…参加してもらえますか?」
「・・・え?」
「明日の夜10時に悪魔の棲む地の前に集合です。では。」
ガチャ
「・・・・・・・・・・・・」
「さて皆さん、今夜は参加していただいてありがとうございます。」
「肝試しなんて久しぶりですね。」
「ガキの頃以来だからなー。ところでさダンナ、何やってんの?」
「南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経・・・・・・」
「もしかして・・・怖いのか?」
「夜中にリングのCM見て以来、心霊関係なんざ大嫌いだ。」
「あ、それはちょっと嫌かも・・・」
「僕も心霊現象はちょっと駄目かなー・・・」
「(暗闇に乗じて財布を奪う・・・のは流石にまずいアルカ。今回は普通にゲームを楽しむことにするネ)」
「いやーそういえば俺、肝試しなんて初めてだなー。怖ぇー!」

「・・・・・・・・・・・・」
「ん?どしたの?」
「なんかいつもとノリが違いませんか?」
「あ、そうそう。実はエディが夏風邪ひいちゃってさ。今日は俺が出たんだー。」
「え!?では普段は・・・」
「そう、エディに出てもらってるんだ。ほら、俺夜型だし。」
「衝撃の事実ですね・・・」
「(死んでなかったのね・・・てっきり死んだものかと・・・)」
「さて、それじゃあくじでペアと脅かし役を決めましょう。」
「ていうか用意してなかったのか。」
「いえいえ、一応用意はしましたよ、ほら、あちらの二人。」
「まったく・・・何故私がこんなことを・・・」
「このバイトのギャラは3000か・・・光熱費のたしにはなるか・・・」
「ですが二人だけでは大変かなーと思いまして。」
「ま、しょうがないか。」
「(そんな雑用みたいな仕事はやだなぁ・・・)」
「みなさんくじを引き終わりましたね。それぞれ今から配る紙に書いてある課題をクリアして下さい。」
「分かったけど・・・課題ってどんなのだ?」
「それぞれランダムですよ、開けてみるまでお楽しみって事で 。」
「なるほどねー。」
「ちなみに・・・課題をクリアできなかったペアには罰ゲームが用意されています。」
「ば、罰ゲーム・・・なんか酷そうだなぁ・・・」
「じゃあまずハズレ組を、脅かし役はヴェノムとジョニーです。」
「げ、おれかよ・・・運悪いな。」
「何故だ!何故私の『ザトー様とドキ☆ドキ肝試し計画』を邪魔する!?」
「・・・・・・・・・・・・」
「まぁ、くじで決めたんですから不可抗力ということで・・・」
「うぅ・・・あんまりだ・・・」
「それじゃあ驚かし役は先に出発してください。十分後に一番目のペアが出発します。では案内してあげてください。」
「やれやれ・・・ほら、こっちだ。」
「ザ、ザトー様・・・」
「はい、では十分たったので最初のペアを発表します。一番手は・・・カイさんとメイさん!」
「いきなりですか。」
「うージョニーと組みたかったのにー・・・」
「まぁまぁ、それではいきましょうか。」
「うわーやっぱり夜の森って不気味だね・・・」
「確かに・・・何か妙な感覚ですね。」
「(お、しょっぱなからメイか、よーし少しおどかしてやるか)」
「わわ!なんか霧が出てきた!」
「(これは・・・バッカスサイか)」
「(おーおー、いいリアクションだねー、テスタメント、お前もちょっと手伝ってくれ)」
「(うむ、分かった)」
「ギャーガイコツまで出てきたー!」
「(いや、こう素直に驚いてくれると面白いなー)」
「う〜もう、山田さーん!」
ドギャー
「ギャフン!?」
「グハァ!?」
「あーもう、恐かった・・・早く課題クリアしちゃお!」
「そ、そうですね。」
「あれ?そういえば課題って何だっけ?」
「あぁ、確認してませんでしたね。」
「おーい。」
「あ、梅さんだ。」
「お前らか?肝試しやってんのって。」
「そうですけど・・・それがどうかしたんですか?」
「いや、ファウストに呼ばれたからとりあえず森に来たんだが何したらいいかわからなくてな。」
「ふーん。あ、で、課題って結局何なの?」
「課題?肝試しのか?」
「えぇ、書かれている課題をクリアして戻るというルールです。えっと・・・」
「どれどれ」
課題:梅さんから酒を奪う

「・・・・・・・・・・・・」
「で、お前らの課題って何なんだ?」
「えーと、それはですね・・・」
「なんだよ、言いにくい内容なのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「すいません!」
バッ!
「あ、テメェ、俺の酒を・・・待てゴラァ!!」

「ギャーーー!!」
「はい、おかえりなさーい。早かったですね。」
「こ、怖かった・・・」
「怖いの意味が違うような気もしましたが・・・」
「課題はクリアしたようですね。では次、紗夢さんとアクセル君。」
「うげ・・・」
「何アルカ、その態度。」
「いえ、別に・・・」
「・・・まぁいいネ。チャッチャと出発するヨ。」
「は〜い・・・」
「ところで・・・冬ソナの素晴らしさは分かったアルカ?」
「いやー、やっぱペは・・・」
「・・・は?」
「嘘です!ヨン様最高!」
「うむ、よろしいアル。それじゃあ課題を開けるネ。」
「・・・何だった?」
「アイマスクをGET!との事アル。」
「アイマスクって言ったら・・・あの人だよね?」
「仕方ない。待ち伏せアル!」
「10分経ちましたね。では次のペア、闇慈さんとディズィーさんです。」
「よろしくな。」
「あ、はい。」
「そういやさ、その背中の奴らはそるぞれ意思があるんだよな?」
「えぇ。」
「なら色々と便利そうだなー。一度に三つの事が出来たりして。」
「でも二人が喧嘩した時に止めなきゃいけないから大変なんですよ。」
「へぇー。あ、それとさぁ」
「はぁ・・・少し黙れよ。」
「ん?なんか言った?」
「いえ。それより私達の課題は何ですか?」
「あ、そうか。え・・・と。」
課題:チップから天ぷらを奪う

「・・・・・・・・・・・・」
「ヤバイ!急がないとあいつ、絶対食っちまうぞ!行こう!」
「は、はい!」
「ハァ・・・ハァ・・・あ、いた!」
「食べちゃダメなんだ、食べちゃダメなんだ。これを食べたらチケットが貰えないぞ、あーでも食いたいなー、少しだけ・・・いや、ダメだ!!ブツブツブツブツ・・・・・・」
「お〜い?」
「ブツブツブツブツ・・・ん?あ、闇慈!お前か、俺から天ぷらをとるのは!」
「あ、うん、まぁそうだけど・・・」
「う、うぅ・・・ほら、早く持っていけ!」
「え、いいのか?」
「いや、ダメなんだけどそれを食べたらチケットが・・・あーもう!いいから早く行け!!」
「おう、んじゃあ貰ってくぞ。」
「あぁ、天ぷら・・・ア、αブレード!」
「あいた!何すんだよ!」
「あ、しまった・・・何でも無ぇよ、行け!」
「・・・おう、じゃあな。」
「あぁ、でも天ぷらが・・・γブレード!」
「うわ!?放せよ!」
「いや、違うんだ!体が勝手に・・・絶・ドラゴーン!」
「ギャーーー!!」
「あの・・・大丈夫ですか?」
「う・・・な、なんとか・・・」
「チップさんは・・・」
「絶龍に乗ってどっか行っちまった。とりあえず天ぷらは無事だ。」
「あぁ、よかった。じゃあ行きましょうか。」
「そうだな。」
「戻りましたー。」
「はいお帰りなさい。ちょうど今、エディさんとミリアさんのペアが出ましたよ。」
「そりゃまた妙な組み合わせだな・・・」
「そういやミリアと話すのも久しぶりだなー、元気してた?」
「まぁそれなりにね。」
「そっかそっか・・・ってあれ、スレイヤーじゃーん!久しぶりー!」
「ム、しまった。気付かれてしまったか・・・」
「ていうかスレイヤーやつれたな。なんかあった?」
「いや何、生活資金が尽きてしまってバイト中といったところだ。」
「マジで?あちゃー、シャロンさん怒ってるだろそれ。あの人怒るとやばいからなー。」
「それは言うな・・・それより客人のようだぞ。」
「へ?」
「待ちくたびれたアルヨ!エディ!!」
「いや、俺はザトーだけど・・・」
「まぁそれは置いといて・・・アイマスクを取らせてもらうよ!」
「えぇ!?それは・・・ちょっと・・・やばくない?」
「なんで?」
「いや〜やっぱこれって俺のチャームポイントだし・・・」
「理由になってないネ!」
「く・・・ちょっとおい、エディ!起きろって!」
「ンー・・・ドウシタンダヨ、今調子悪インダカラ起コサナイデクレヨ・・・」
「んな事言ってる場合じゃないって!あいつらがアイマスク取るって言うんだよ!」
「ウーン・・・別ニイインジャナイノ?欲シイッテ言ッテルンダカラ・・・」
「俺は嫌なの!俺がアイマスク無いと人前に出られないの知ってるだろ!!」
「アーソウイエバソウダッタカナー・・・」
「お前、いくら調子悪いからって適当過ぎだぞこの野郎!」
「ダッテサー、38℃モ熱ガアルンダヨ?シンドイッテ・・・」
「さて、ラストですね。」
「トリか・・・ペアは誰ですか?ファウスト先生だったり?」
「いえいえ、この人です。」
「な、なんですと!?」
「とにかく!アイマスクは絶対に取りたくないの!」
「往生際ガ悪イナ・・・腹ヲククレッテ。」
「くっそ・・・よし、じゃああれだ。今度明太子買ってきてやるから!それでどうだ?」
「ウッ・・・ソレハチョット悩ムナ・・・」
「ちょっくら影化して逃げるだけでいいんだからさ、頼むよ。」
「ウーン・・・デモ今マジデシンドイカラナー。」
「うわー、なんか凄いね。」
「それよりこれはチャンスヨ!早くアイマスクを取るネ!」
「え?あ、そっか。そういうわけで覚悟ー!!」
「あ、ヤバっ!」
バキィ!
「うわ!?」
「・・・あれ?無事だ。」
「ザトー様をやらせはしない!!」
「チッ、厄介な奴が来たネ。」
「さぁザトー様、今のうちに!!」
「ありがとー!ほらミリア、今のうちに行こう!」
「一人で残るとはいい度胸アルネ。」
「悪いけど罰ゲームは嫌だからね。二対一でいかせてもらうよ!」
「二対一?勘違いしてもらっては困るな。」
「・・・どういう意味アル?」
「カモン!」
「ザトーさんの敵は俺達の敵!!」
ZFC一同「うおーーー!!」
「え、嘘ぉ!?」
「なんでこんなにいるネ!?」
「わかりきった事を・・・」

「ザトー様バーガーT・F(テスタフォレスト)支店を建設中だったからだ!」
「またそのパターン!?」
「一体いくつ作る気ヨ!?」
「ザトー様バーガーさ世界各地に散在している組織の者、及び一般の客の憩いの場として現在2000店舗を展開している。」
「げ、普通に凄い・・・」
「か、勝てないアル・・・」
「さて、覚悟はいいか?」
「チッ・・・でも負けはしないネ!」
「この際だ、鎖蒲も返してもらうよ!」
「ハァ、ハァ・・・あー疲れた。ヴェノム達大丈夫かな?」
「二人だけじゃなかったみたいだし、心配することは無いわよ。」
「いやー、なんかヴェノムには世話になりっぱなしだなー・・・って、あれ?」
「どうかしたの?」
「あれってもしかして・・・」
「サケ・・・・・・酒・・・・・・SAKE・・・・・・」
「あぁ、やっぱり梅さんだ。てか・・・大丈夫なのか、あれ?」
ガクガクガクガク
「禁断症状ね。しかもなり重度・・・」
「どうしようか?」
「あなたの店にお酒は無いの?」
「いや、お酒は無いなー。シェイクなら」
「聞いてないわ。」
「そうですか・・・じゃあやっぱり外に連れ出すしかないかな?」
「まだ課題が終わってないわよ。」
「あ、そっか。えーと・・・」
課題:痙攣を起こしているであろう梅さんを保護
「やるわね。読んでたみたい。」
「よし、急いで帰ろう!」
「お帰りなさい。梅さんは見つかりましたか?」
「ここに。」
「アー・・・アー・・・・・・」
「あ〜、大分末期ですね。それじゃあこの魔法の水を・・・」
ザーーー
「う・・・酒ぇ!!」
「うわ!ビックリしたー・・・」
「酒はどこだ!?どこにある!!」
「はいこっちですよ〜。」
「うをー!!」
ゴクゴクゴクゴクゴク
「ぶはー、あー死ぬかと思った。」
「お疲れ様です。ではこっちがお礼の品という事で・・・」
「お、例の大吟醸か!よっしもらってくぞ!」
「はいさよーならー・・・出てきていいですよ。」
「ふぅ、よかった。気づかれなくて・・・」
「生きた心地がしなかったね・・・」
「くっそぅ・・・ここまで時間稼がれたらもう追いつけないだろうなー・・・どうしようか?」
「まったく!どうしてくれるアルカ、このボケが!!」
「まぁ落ち着け。アイマスクなら私に考えがある。」
「何言ってるアル、今まで散々邪魔してくれたくせに!!」
「協力してやろうというのだ。私はザトー様を守っただけで、決してお前達の邪魔をしようとしたわけではない。」
「だって。どうする?」
「・・・連いていってみる価値はありそうアルネ。」
「ただいまー!」
「おや?課題の方はクリアできたんですか?」
「もちろんアル!これを見るネ!」
「おぉ、確かに。でも一体どこで?ザトーさんならアイマスクをしっかりしてますよ?」

「ザトー様バーガーで大人気発売中だ。」
「色々あるんですねぇ・・・」
「さて、あとはソル君達ですが・・・」
「あれ?そういえばソルのペアって誰だ?」
「え?あぁ、ザッパ君です。」
「それは少しまずいのでは・・・?」
「何がですか?」
「だってダンナ、心霊現象だめじゃん。それに加えてザッパなんかと組ませたら・・・」
「ギャーーーーーーーーーーーー」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・帰りますか。」
「そうしましょう。」
「で、約束のギャラはいつ貰えるのだね?」
「あ、すみません。すっかり忘れてましたよ。・・・でも貴方、なにかしましたっけ?」
「先程ザッパ君を殴ってきた。」
「・・・ふむ、なるほど。それで悪霊が憑いてソル君が大変なことになっている、と。確かに脅かし役としてちゃんと働きましたね。」
「だろう。」
「それでは・・・はい、約束の報酬です。」
「よし、これでシャロンに怒られずに済む・・・」
「なーなーなーなー、約束の物はー?」
「あぁ、そうでしたね。はい、チケット。」
「YATTAAAAAAAAAAAA!!」
終わり
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