【ジャパンの里へ行ってみよう♪】

 

 

  〜梅喧宅〜

   「よーし、あと5分で落札だ。」

 

  バン!

 

   「梅さん!」

   「うを!?いきなりなんだてめぇ!?」

   「説明している時間は無ぇ!とりあえず一緒に来てくれ!」

   「ちょっと待て。俺は今妖斬扇用のハリセン落札で忙しいんだ。だから次の機会に」

   「そんなの待ってられねぇよ!絶・ドラゴーーーン!」

   「あ、てめ、この野郎!ハリセンが!俺のハリセンがぁーーーーー!!」

 


 

   「到・着!」

   「ったく・・・なんだってんだよ。」

 

  第十回企画・ジャパンの里ぷれぜんてぃっどばいふぁうすとかんぱにぃ

 

   「いや、本当になんなんだよこれ?特に第十回って何が?

   「なんか21世紀くらいのジャパンを再現したテーマパークなんだってさ。」

   「ふ〜ん。で、それと俺となんの関係があるんだ?」

   「おごってく」

 

  サクッ

 

   「とりあえず死んどけ。」

   「おや?梅喧さんにチップさんじゃないですか。」

   「あぁ、ファウストか。また随分でっかいもん作ったな。」

   「いや何、法術一個で十分ですよ。」

   「ファ〜ウ〜ス〜ト〜。」

   「な!?まだ生きてたか・・・しぶといやつめ。」

   「チケットくれよ〜。」

   「ったく、お前な、仮にも商売なんだからそうホイホイやれるわけ」

   「いいですよ。」

   「え!?いいのかよ!?」

   「ぃやったーーーーーーー!」

   「その代わりと言ってはなんですが、モニターも兼ねてくれると助かるんですがね。」

   「成程、そういうことか。別に構わないぜ?」

   「それは良かった。ではこちらがチケットです。それと利用規約がこっちです。」

 

園内での諸注意

・当園は一分の一スケールで展開している為移動には大変時間がかかります。ご了承下さい。

・園内での暴力行為は固くお断りします。

・園内での交通機関の利用は全て無料となります。ご利用下さい。

・上記と同様に飲食店のご利用も無料で可能です。

・他のお客様への迷惑となる行為はお控え下さい。

・気絶したら負け。

 

   「梅さん!そんなの読まないで良いからはやく行こうぜ!!!」

   「あー分かった分かった。」

   「行ってきまーーーす!!!」

   「はいお気をつけてー。」

 


 

   「お〜、ホントに端から端まで再現されてんな〜。」

   「な、な、どこいくんだ?どこ!?」

   「・・・まあ、適当に電車捕まえて途中下車の旅でいいんじゃねえか?」

 

  ピーンポーンパーンポーン

  アナウンス「まもなく、三番線にイヴァールルルアキィー行きがまいります。危ないですから、黄色い線の内側に」

 

   「イヴァールルルアキィーか。結構田舎だが・・・行ってみっか?」

   「お、おう(あれって本当だったんだ・・・)。」

 


 

  「え〜次は〜イヴァールルルアキィー水戸、イヴァールルルアキィー水戸、終点です。」

 

   「あ〜やっと着いたか。一分の一スケールだと移動だけで半端じゃねぇな。」

   「もう八時過ぎてるぜ?店あいてるかな・・・」

   「大丈夫だよ、夜中に開いてる店なんていくらでも」

   「真っ暗じゃね?」

   「・・・・・・真っ暗だな。」

   「あれだよな、ここってケンチョーショザイチってやつだよな?」

   「ああ。イヴァールルルアキィーじゃ一番の都市の筈だ。」

   「・・・・・・どうすんの?」

   「今日はもう終わりにしとこう。」

   「え〜、そんな〜〜〜。」

 


 

  〜次の日〜

 

   「よし!今日こそジャパンを堪能するぜ!!で、梅さん!どこ行くんだ!!?」

   「そうだな、折角ここまで来たんだし、管理人縁の地でも行くか。」

 


 

  「次は〜カッシマー神宮、カッシマー神宮。」

 

   「アッシマー!?」

   「カッシマーだよ。なに言ってんだ馬鹿。」

   「あぁ、カッシマー。だからさ、おかしくない?」

   「なにがだよ?おら、さっさと行くぞ。」

   「まあ、それはいいんだけどさ、ここってなんかあるのか?」

   「は?おま、お前なに言ってやがんだ!許されねぇぞそれ!

   「え、なに!?なんでだよ!?」

   「お前なぁ・・・俺や闇慈からいったい何を教わってきたんだ?よ〜く考えてみろ!」

   「う〜ん・・・あ、そうだ!神宮って言うくらいだからジン」

   「全然違う!」

   「えぇ!?じゃあなんなんだよ?」

   「全く・・・カッシマーといったらチェリオに決まってんだろ!

   「え、えぇ!?そうだったのか!?」

   「もちろんだ。むしろそれ以外何も無い。

   「・・・ジンジャは?」

   「面白くない。」

   「にべもねぇな・・・」

   「というわけで行くぞチェリオ!

   「お、おう!」

 


 

   「着いたぜチェリオ!」

   「なあ、ただのデパートじゃん。なにすんの?」

   「あ、そっか。お前は初めてだもんな。とりあえず俺について来れりゃ十分だ。」

   「よし。」

   「・・・・・・・・・・・・」

   「・・・・・・・・・・・・(ゴクリ)」

   チェ〜リオ〜ウ!」

   「・・・!?チェ、チェ〜リオ〜ウ!」

   チェ〜リオ〜ウ!」

   チェ〜リオ〜ウ!」

   チェ〜リオ〜ウ!チェ〜リオ〜〜〜ウ!」

   「スゥゥゥゥゥゥ、ハァァァァァァァ・・・・・・」

   「よし、帰るぞ。」

   「はやいな!!」

   「なんだよ、まだ見たいとこでもあんのか?」

   「いや、いくらなんでもあれだけって・・・他になんか・・・」

   「だってさ・・・・・・面白くないし。」

   「なんかもういろいろと駄目だなおい!」

 


 

   「お〜し、じゃあ次は北海道だ。」

   「別にいいけどよ、なんでだ?」

   「なんかラーメンが喰いたくなった。」

   「そうですか・・・」

 


 

   「着いたぜ北海道!ラーメン行くぞ、ラーメン!」

   「・・・・・・・・・・・」

   「なんだよ急に黙り込みやがって・・・どうしたんだ?」

   「さ、寒い・・・・・・」

   「まあ、そりゃあ海道だからな。」

   「しかも梅さんさり気にしっかり着込んでるし・・・」

   「北海道だからな。」

   「(クッソウ・・・)て、あそこの半裸ってアンジか?」

   「あ、本当だ。お〜い、闇慈ーーー!」

   「お?梅さんにチップか。妙なところで会うな。」

   「そういうアンジこそこんなとこで何やってんだよ?ていうか半裸で寒くねぇの?」

   「ああ、実は・・・」

   「お〜い!副会長〜〜!」

   「あぁ、いいや。なんとなく分かった。」

   「喜べ!ザトー様バーガーH(北海道)支店設立が決まったぞ!」

   「おお!流石会長!これで104店目だな!」

   「ていうか意外と多いなおい!」

   「馬鹿にしてもらっては困るな。今週のファーストフード売り上げチャート第8位だぞ。」

   「うわ、凄・・・どうやったらこの短期間でそんなに売れるんだよ・・・?」

   「お前達昼飯まだなんだろ?せっかくだし俺らの店で食って行けよ。」

   「え、どうするよ梅さん?」

   「絶対、駄目。」

   「即答!?」

   「なんでわざわざ北海道に来てまでバーガーなんだよ。それよりラーメンだ。行くぞ。」

   「まあ、それもそうか。でもどの店行くんだ?」

   「それはもう決めてある。」

   「え、そうなの?どこ?」

   「ちゃあしゅう屋だ。」

   「・・・・・なんで?」

   「ちゃあしゅう屋のラーメンが喰いたいからに決まってんだろ。」

   「いや、だってあれってチェーン店だろ?それこそわざわざ北海道に来る意味ないじゃん。」

   「分かってねぇな。北海道の名店気取り達を無視してあえてちゃあしゅう屋ってとこが良いんだろうが。」

   「それにたしかちゃあしゅう屋って北海道には存在しなかったような」

   「気にすんな。原稿書いちまった後に北海道店は存在しないって気付いたんだ。しょうがないだろう。」

   「なんか凄っげぇ納得したくないんだけど・・・ていうかカッシマーにいる時に行っておけば矛盾点は特に無かっ」

   「うるせぇ。」

   「・・・はい。」

   「まぁ、どっちにしろお前に選択権は無い。諦めろ。」

   「ひど過ぎる・・・」

 


 

   「お待たせしました。ご注文は?」

   「・・・何やってんだ髭。」

   「何って・・・ちゃあしゅう屋の店員だが?」

   「いや、だからなんでお前がここにいんだよ?」

   「金がもらえるなら何処へだって行くとも。シャロンを怒らせたら怖いし・・・

   「おっさん恐妻家だったのか・・・」

   「まあ、それはおいといて・・・注文はなんなのだ?」

   「んじゃあ、俺は骨付きちゃあしゅう麺の豚骨味で。」

   「すまんがそれはもう売り切れだ。」

   「何ぃ!?なんでだよ!?」

   「なんでって・・・あれは一日十食の限定品だぞ?」

   「嘘付け!たとえ閉店直前に行ったって売れ残ってるくせに!」

   「そ、そんなことはない!確かにしょっちゅう売れ残って次の日に回しているのは否めないが」

 

  ポン

 

   (←店長) 「スレイヤー君?」

   「う・・・」

   「ちょっとこっち来て。」

   「は、はい。」

 

  バタン

 

   「・・・行っちまったな。」

   「あぁ。」

   「は、はい、ほんっとすみません。売り言葉に買い言葉っていうかつい、いきおいで・・・え、クビ?いや、本当に勘弁してくださいよ・・・」

   「・・・大丈夫かよあのオッサン?」

   「さっさと喰って逃げるか・・・」

 


 

   「ふぅ〜食った食った。」

   「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

   「あ?どうしたんだよ。」

   「俺、よく考えたらまだフジヤマゲイシャ見てねぇ!!」

   「なんだ見たいのか。そしたら京都だな。」

   「キョートか!行こうぜ梅さん!」

   「それならあれ出せ。」

   「あれ?」

   「あの竜。飛行機待つのは面倒だ。」

   「あ〜成る程。んじゃあ・・・ドラゴーーーン!」

 


 

   「おっし、ついたぜ京都。」

   「梅さんはやく!はやくフジヤマゲイシャ見に行こうぜ!!」

   「おう、芸者ならやっぱ祗園かな。」

   「ギオンだな!?はやく行こうぜ!!」

 


 

   「お〜凄ぇ・・・これが、ゲイシャ・・・!」

   「こいつらは子供の頃から訓練するって言うからな。流石に・・・」

   クルクルクルクル

   「おい、そこの舞台で回ってる半裸!何やってんだお前。」

   「何って俺の戦闘スタイルは‘舞’だぜ?ここにいたってなんの不自然も」

   「大有りだ、このボケ。」

   「ちなみに三味線は私とザトー様が担当している。」

   「あーーーお前ら!ジャパニーズでもないくせにズルイぞこの野郎!」

   「いや、そっちは上手いからいいよ。」

   「え、いいの?」

   「グッジョブ。」

   「ドウモ。」

   「ただしそこの半裸は駄目だ。帰れ。

   「偏見だー!差別だーーー!!」

   「だいたいお前ら北海道で店出すんじゃなかったのかよ?」

   「フ、分かってないなぁ・・・」

   「ザトー様バーガー祗園支店も建設中だ!」

   「・・・ああ、そーですか。」

   「というわけで機会があれば是非来てくれ。」

   「分かったよ(永遠に無いと思うが)。おい、チップ。次行くぞ。」

   「ういーす。」

 


 

  〜数日経過〜

 

   「あらかた見て回ったな・・・あとなんか見たいのあるか?」

   「ん〜とな・・・。あ、そうだ!やっぱり俺、サムライが見たい!」

   「お前な、ここのモチーフは21世紀日本だぞ。侍なんているわけ・・・」

   タッタッタッタッタッタッタ・・・

   「・・・・・・・・・・・・・・・・」

   「なあ、梅さん、あれ・・・」

   「あれはなんていうかちょっと特殊なやつだ。普通は」

   スタスタスタスタスタスタスタ・・・

   「・・・・・・・・・・・・・・・・」

   「梅さ」

   「次行くぞ。」

   「いや、でもあれ」

   「いいから行くぞ。」

 


 

   「さて・・・そろそろ飽きてきたな。」

   「えーーー、まだ見足りねぇよ〜。もっと回ろうぜ!」

   「タリィな・・・よし、そんなら清水寺行くぞ。」

   「あ、それ聞いたことある!よーし、早く行こうぜ!」

   「あー分かった分かった。」

 


 

   「うおーーー!すっげぇー!!たっけぇー!」

   「ここが【清水の舞台から飛び降りる】のことわざで有名な清水の舞台ってやつだな。というわけで・・・」

 

  ポン

 

   「ん?なんだよ梅さん?」

   「飛べ。」

   「は!?なんでだよ!?冷静に考えて死ぬだろコレ!!」

   「だいじょうぶだ。某女子中学生Y・Aさん曰く生存率は84パーセントと意外と高い!」

   「いや、そういうデータがあるのはいいとしてもっと万人に分かるネタにしとこうよ!」

   「あ〜もう、いいからいいから。GO!(→+K)」

   「ギャーーーーーーーーーーー!?」

 


 

   「う・・・ここは?」

   「ジャパンの里の外だ。」

   「え、なんで!?」

   「お前さぁ、利用規約に書いてあったろうが。」

   「え?どれ!?」

 

園内での諸注意

・当園は一分の一スケールで展開している為移動には大変時間がかかります。ご了承下さい。

・園内での暴力行為は固くお断りします。

・園内での交通機関の利用は全て無料となります。ご利用下さい。

・上記と同様に飲食店のご利用も無料で可能です。

・他のお客様への迷惑となる行為はお控え下さい。

・気絶したら負け。

 

   「気絶したら、負け。」

   「なんだそれーーー!?」

   「ま、そういうこった。諦めな。」

   「そんな・・・ここって入場料高いんだぞ!」

   「入場料を稼ぎたいんですか?」

   「うを!?なんだ、ファウストか。」

   「もう一回チケットくれ!」

   「それは流石に無理ですが・・・今度はペア戦でまた大会をやる予定なんですが、出ますか?」

   「大会ってまた優勝者は他からぶん取れるのか?」

   「そういうことです。」

   「へぇ・・・そんじゃあ暇つぶしがてら、あのボンボンを苛めるために参加するか。」

   「よーし!チケットのため、やってやるぜ!」

 

 

ファウストカップ編(仮)ヘ続く

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